2011年8月札幌でイタリアンバールをOPENします!開業準備や日々の事を徒然と。


by yukikotomoko
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からくうというお店のこと。

私がまだ調理師専門学生だったとき。

4プラの自由市場でたまたま手にしたフライヤーが、そのお店との出会いでした。
手書きの文字の雰囲気が温かくてかわいらしくて
「ちょっと行ってみようか」とそのまま友達とご飯を食べに行ったのが1回目。
すすきのの、少し怪しげな(テレクラなんか入っていた)ビルの中にそのお店「からくう」はありました。

ドアを開けるととカウンターがあって、前に入っていた居酒屋さんの名残だという冷蔵ネタケースの中に、おしゃれな料理と手書きのメニューが並べられていました。
けして広くない店内の、カウンターの中には女性がひとり。料理もお酒も接客もすべて自分でこなしていました。

お姉さんの気さくな雰囲気や、新鮮な取り合わせのお料理や、お店が持っている温かい空気を、私はすっかり気に入ってしまいました。
それからは人生初の「一人飲み」デビューをしたり、友達(一緒にお店をやる相方とも)や恋人を誘って行ったり、実家から来た両親を連れて行ったりもしました。
お店が忙しくない時は、自分の夢やたわいもないいろんなことをお姉さんと話し、カウンターに人が沢山並んでいる時やお姉さんの仲の良いお友達が来ている時には紹介してもらって一緒に飲んだりしました。
もちろん当時の私よりずっと大人の人たちだったけど、そのうち顔見知りになり、会えば挨拶したりたまにごちそうになったり。すごく大人になった気分がしてわくわくしました。

社会人として料理の世界に入って、時間も気持ちも余裕がなくなって足が遠のいても、転職したり失恋したりの何かの節目のときには必ず報告に行っていました。大げさかもしれないけど、「ずっと応援してくれているお姉さんに恥ずかしくないよう頑張ろう。」そんな気持ちもどこかにあったと思います。

よく一緒に行っていた相方と、からくうの良さについて熱く語ったりもしました。
そして自然と「こんなお店をいつか作りたい。」そう思うようになっていました。

それから何年も経ち、いろんなお店や場所で食事をしたりお酒を飲んだり、そして働いたり、たくさんの出会いがあって多くの刺激をもらいました。
でもやっぱり今の私が一番やりたいのも、初めて行ったガキんちょの私をあたたかく迎え入れてくれて「外で飲むのって楽しい!」と思わせてくれた、たくさんの出会いのきっかけを作ってくれた、
「からくう」が理想のひとつ。

誰かの心の中にいつもあるような、できればずっと残るような、そんなお店を作れたらいいなと思います。


ふふふ。なんだか恥ずかしい思い出話をしちゃいましたが、酔ってませんw
初心忘れず、の気持ちを残しておきたくて書いちゃいました。
いつか進む道を迷っても、お店を始めようとしている今の気持ちを思い出したらぶれずに居られるような気がするので。。
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by yukikotomoko | 2011-03-18 01:58 | お店の構想